K君のお父様から、ブログを経由でお申込みがありました。
K君は中学から運動部に所属し、中心メンバーとして活躍してきましたが、高1の時のケガのために退部のすることになりました。
急にやることが無くなってしまったことから、ダンスやゲームに興じるようになりました。
お父様は家業をK君に継いでもらうため、日大内部進学を強く望んでいましたが、3年/4月の基礎学力到達度テストは9千番台で、内部進学の可能性は絶望的でした。
ご家庭の熱意に押され、受任しましたが、厳しいことが予想されました。
本当は、東京都内の学部に進学希望でしたが、背に腹は代えられないため、何とか自宅から通学可能な「生物資源科学部」合格に狙いを定めました。
残された時間との関係で、得点可能性の高い単元と項目に絞って講義と演習をしましたが、K君は中学レベルの知識も怪しかったため、苦戦しました。
自己採点の結果、素点で目標点には達していましたが、標準化点が発表されるまでの一週間は落ち着かない日が続きました。
吉報を頂いた日には、K君のご自宅にお邪魔し、直接にお祝いを申し上げました。
勝因は、
1、「暗記してください」と言われた箇所は、次の回までに必ず暗記してくれたこと
2、わたくしが「捨て問」とした問題については、勇気をもって捨てられるメンタルの強さがあったこと
3、説明を何度聞いても理解できない箇所は、我慢して暗記してくれたこと
4、ご家庭が体調管理を徹底してくださったこと
が考えられます。
家庭教師をしていて常々感じることは「人間の能力には大差ない」ということです。
特に、基礎学力到達度テストはやるべきことをしっかりやれば、付属生であればどなたでも突破できます。
諦めるか否かは、ご本人とご家族の気持ち次第です。